2012年03月09日

東京高裁は子どもが親に会う邪魔をするな! 東京高裁裁判官・市村陽典に抗議する

市村陽典(東京高裁)編参照

http://kasaicheck.seesaa.net/article/256668324.html

東京高裁は子どもが親に会う邪魔をするな!
東京高裁裁判官・市村陽典に抗議する



東京高等裁判所第7民事部 
裁判官 市村陽典、齊木利夫、菅家忠行様


2012年1月31日
東京都国立市東3−17−11好日荘B−202
共同親権運動ネットワーク


 2011年に、静岡家裁熱海出張所において、藤倉徹也裁判官は「子どもとの面会を認めず、年3回写真送付」するという決定を出しました。この判決を不服としたIさんに対して、東京高裁(市村陽典裁判長、齊木利夫裁判官、菅家忠行裁判官)は抗告を棄却し、家裁の決定を追認しました。国家機関が自ら進んで親子の縁を切るこの非人道的な判決に私たちは強く抗議します。
 抗告を棄却されたIさんは、生まれてこのかた子どもに一度もあったこともありません。また相手方に一度も暴力をふるったこともありません。
「子どもの最善の利益を考えた」場合、面会交流を断絶する判決を下すに至った理由を、述べる必要があるのは当然です。しかしながら、判決はその理由について一切述べていません。組織の体面を重視した、裁判官としての義務の放棄です。こんな作文は判決の名に値しません。恥を知るべきです。
面会を断絶するのであれば、父親の顔を知らずに育つIさんのお子さんの目の前で、子どもにもわかる言葉でIさんの要求の不当性について、きちんと述べてください。それがIさんの息子への最低限の礼儀です。あなたがたは邪魔にしかなっていません。
 相手方の一方的な拒否を高葛藤と言い換え、それを理由に面会交流を拒否することは不当です。昨年5月、所管の江田法務大臣も豊澤最高裁判所長官代理者も、「父母の高葛藤は子どもの面会交流を否定する理由にはならず、各家庭裁判所が面会交流の実現に向けて公的サポートを行うべきこと」を述べています。
そのような観点に立てば、今回の時代錯誤な判決を、市村陽典以下二名の裁判官が出したことを認めるわけにはいきません。私たちは、きちんとした説明を東京高裁、市村陽典・齊木利夫・菅家忠行裁判官に要求します。

posted by 家裁監視団 at 20:59| Comment(0) | 家裁への意見 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月27日

民法766条改正に伴う家裁の運用改善を求める要望書

民法766条改正に伴う家裁の運用改善を求める要望書


2011年7月26日
竹ア博允 最高裁判所長官 様
豊澤佳弘 最高裁判所 事務総局家庭局長 様
松田 清 千葉家庭裁判所長 様

東京都国立市東3−17−11.202
TEL 03−6226−5419
共同親権運動ネットワーク

日々、法曹実務の向上に努力されておりますこと、ありがとうございます。
私たちは子どもと会いたいのに、なかなか会うことができない親たちのグループです。
特に家庭裁判所によって子どもとの交流が制約され、親子ともに関係断絶の被害を被っ
てきました。

先の5月27日に、「面会及びその他の交流」について明文化した民法改正案が成立し
ました。この同じ日、子どもとの交流を絶たれ調停に出席した父親が、法務大臣の国会
での答弁などを踏まえて「子の利益」に叶う判断をしてほしいとお願いしました。千葉
家庭裁判所松戸支部の若林辰繁裁判官は以下のように述べました。
「法務大臣が国会で何を言おうと関係ない。国会審議など、これまで参考にしたことは
一度もない」

この父親が、「立法者意思を全く無視して法解釈をしてよいと家庭裁判所が判断する根
拠は何ですか。司法は立法より上の立場ということでしょうか」と聞き返すと、「あなた
と法律の議論をするつもりはない」と言って席を立ちました。
江田法務大臣は国会での審議において、「可能な限り家庭裁判所は親子の面会交流がで
きるように努める。これはこの法律の意図するところだ。家庭裁判所の調停審判におい
てより一層そういった方向で努力がなされることを期待する」と述べ立法趣旨を明確に
しています。

今回、民法が変わったその意味は、これまで繰り返されてきた、主に離婚をきっかけ
として親子が引き離されるという関係に、民意がNOを突きつけていることに他なりま
せん。家裁の無責任な「斡旋」で、その後一生親に会えない子ども、子どもに会えない
親がこれまでたくさん生まれてきました。ほんとうに冷たい国だと思います。その点を
踏まえての立法趣旨であるにもかかわらず、若林裁判官がそれを無視してまで守るべき
ものとは、法律家の間の慣行以上のいったい何があるのでしょうか。

裁判官の裁量を無制限に拡大し、無法を法と言いはる若林裁判官の発言は、立法府と
法務大臣を冒涜するだけでなく民意を踏みにじるものとして大問題です。この事例に示
されるように、多くの裁判官の意識は法が変わっても変わっていないものと思います。
私たちは、このような裁判官の現状を踏まえ、立法趣旨を尊重した家庭裁判所の面会
交流の斡旋がなされることを望みます。明文化という法改正によって家裁での面会交流
の取り決めが、単に1時間時間を延ばしたり、1回回数を増やしたりすることが実際で
きるのであれば、これまで根拠なく多くの親子を引き離してきたことの証明でもありま
す。私たちは、家裁の職員がこれまで家裁が引き離してきた多くの親子の人生に思いを
寄せて、反省することを求めます。

また法改正によってアリバイ程度に時間や日数を伸ばせばよいというものではなく、
少なすぎる面会交流が、その後の親子関係や親どうしの関係悪化の原因にもなっている
ことを認識してください。とくに、昨年子どもの権利委員会は、すべての養子縁組制度
について裁判所の許可を得るようにとの勧告を日本政府に出しました。再婚養子縁組と
同時に、面会交流を絶つ家裁の運用は、同居親の都合で子どもに親をあてがうものであ
り、「子どもの福祉」とはまったく関係ないどころか、子どもが親を知る権利をないがし
ろにし、国連の子どもの権利条約の趣旨と真っ向から反するものです。
面会交流は別居親が子どもを養育する子育ての時間であるという認識のもとに、養育
責任を双方の親に負わせるための適切な養育時間の配分という発想から、共同養育や相
当な面会交流を家裁の斡旋で進めることを求めます。

要望項目

1.民法766条における面会交流の明文化の趣旨を踏まえ、子どもの養育が十分可能
な養育時間の配分という観点から、相当な面会交流の斡旋を行ってください(海外での
基準は年間100日が最低限の権利です)

2.同居親の別居親への拒否感情を背景にして別居親子の交流を断ち、それを「子の福
祉」や「子の利益」と言い換えて決定の理由とすることはやめてください。

3.直接的な面会交流に代わるものとして間接的な面会交流(手紙や写真の送付など)
はむしろその後の親子交流を困難にします。間接交流は養育時間としての面会交流にあ
たりません。「その他の交流」の解釈として、間接的な面会交流を認めないでください。

4.江田法務大臣も指摘しているように、継続性の原則を無制限に適用して、現状追認
のまま親権者指定をするのでなく、「フレンドリーペアレントルール」を十分に考慮して
監護権者の指定を行ってください。

5.再婚養子縁組を理由にして親子交流を断つ家裁の運用を即刻やめてください。

6.若林裁判官のような民意無視の裁判官や裁判所職員が今後出ないように、国会答弁
通り、立法趣旨を全家裁全職員に周知徹底してください。
7.家庭裁判所での丁寧な審理を可能にするために、裁判官の増員や、子育ての期間に
おける裁判官の転勤を抑制するなど、裁判官が人間らしい社会生活を送るための環境整
備を整えてください。
posted by 家裁監視団 at 23:03| Comment(0) | 家裁への意見 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月02日

Iさん親子の関係を絶った藤倉徹也裁判官への抗議声明

〈Iさん親子の関係を絶った藤倉徹也裁判官への抗議声明〉

2011年5月31日
共同親権運動ネットワーク

2011年5月18日、まだ見ぬ我が子との交流を求めた審判において、
静岡家裁下田支部の藤倉徹也裁判官は、Iさんに対し、
年3回の写真送付しか認めないという審判を行いました。
私たちはこの決定に対して強く抗議します。
裁判所が子どもを育てるわけでもないにもかかわらず、
会わせるかどうかなどと親でもないのに決めるなど、
越権行為も甚だしいことです。

Iさんは、子どもが生まれる前に婚約を破棄されたため、
1歳6ヶ月になる息子の姿を未だ知りません。
写真だけでは、単なる一方的なお知らせであって面会交流とはいいません。
相手方からからDVや虐待などの主張があったわけでもなく、
Iさんは自分の子どもに会いたいと願っているだけです。
この審判によって親子の断絶がさらに続くことになりました。
Iさんは状況改善に向けて、試行面接も要請したにもかかわらず、
一顧だにされませんでした。
その理由についても一切述べられていません。

4月26日には、衆議院法務委員会にて民法766条改正案である、
親子交流の明文化を盛り込んだ案が全会一致で可決されました。
また付帯決議において、親子交流の明文化の趣旨にのっとり、
家庭裁判所においても第三者機関の関与の便宜などを含めて
交流をさせるよう決議されました。
このような決議を知っていて、審判を下したのであれば、
法以前に一般人の感覚から著しく逸脱していると思いますし、
知らずに判決を下したのであれば、
これまた裁判官としての資質を疑うべき不勉強という他ありません。

子どもに会えないつらさは、体験したものでないとわかりません。
すべてをわかってほしいとは私たちは言いませんが、
理解しようとする気持ちや努力が親子問題を扱う家庭裁判所の
裁判官の資質として必要だと思います。

Iさんは抗告しました。
静岡家裁はそれ以前にこの決定をすぐに取り消し、
藤倉徹也裁判官は、Iさん親子の関係を不当に妨害したことについて
謝罪してください。
posted by 家裁監視団 at 13:48| Comment(0) | 家裁への意見 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする