裁判官は10月1日13時からの判決日を指定した後、
「裁判で何も残りませんから。面会を増やすという趣旨で」
和解を勧めました。
ところが被告席に一人出席した石川さやか弁護士は即座に和解を拒否。
裁判長が驚いて「被告本人に聞かなくてもいいのですが」と確かめると、
「話し合いは調停や審判でしますから」と述べました。
話し合いをする気があるなら、家裁の調停や審判を待つまでもなく
和解でできるはずですから、被告側の対決姿勢は度を過ぎています。
弁論終了後、宗像さんは傍聴席から石川さやか弁護士に質問しました。
宗像さん「お手紙を出しているのだから、お返事をしてくれませんか」
石川弁護士「・・・・・・」
宗像さん「質問しているんだからお答えしたらどうですか」
石川弁護士「・・・・・・」
すでに述べたように、この裁判は母親側が敗訴。
宗像さんも附帯控訴しました。
母親とその再婚相手が控訴し、翌年控訴審が開かれました。
その第一回弁論日の1月14日、当然控訴した石川弁護士が
来ているだろうと思って宗像さんが法廷に入ると、石川弁護士は不在。
裁判官3人が見守る中、裁判所職員が法廷の奥に入って電話をかけ、
その日の欠席が伝えられました。
裁判所の職員も前日まで出席する意向を聞いていたというので
まさにドタキャン。
そもそも言いたいことがあると控訴したのは母親側でした。
巌流島に行くといるはずの小次郎がいないようなものです。
後日、別の弁護士は、
「弁護士は普通嫌でも法廷には来るものなのにそれは珍しいね」
と感想を言っていました。当然、裁判は母親側の敗訴に終わりました。
ちなみに、宗像さんは、お金はいらないから、
高裁の言うように、子どものために交流を拡充したらどうか、
と提案しましたが、母親側はそれにも応じず、お金を支払いました。